ぶどうさんが教えるとっておきのワインの話 その④ 黒の雄鶏さんの活躍
本日は4回目。
黒の雄鶏さんの活躍話を教えてくれます。
ぶどうさん→ぶ、つぼみ→つ、でお送り致します。
ぶ: イタリア、トスカーナ地方のキャンティクラシコ。このワインはフィレンツェとシエナにまたがる雄大な土地で栽培された、サンジョベーゼと言うブドウを使って出来た赤ワイン。
イタリアワインではとても有名なもの。
ボトルネックに黒の雄鶏のマークがついているんだよ。
つ: 黒の雄鶏?鶏さんが何かしたの?
ぶ: 昔、フィレンツェとシエナで領土について争いがあったんだ。朝に鶏が鳴いてからお互いの領土から向かい、出会った場所で領土の境界を決めようとなったんだ。
つ: うんうん。
ぶ: フィレンツェは黒の雄鶏を用意して、シエナは白の雄鶏を用意して朝を待った。
シエナでは鶏にしっかり餌をあげたんだ。明日宜しくね!しっかり鳴いてね!って。
で、フィレンツェはどうしたと思う?
つぼみちゃんだったらどうするかな?
つ: うーん、そうだな。
早く起きて、鶏さん起こしちゃうかな。笑
鶏さん、朝だよ~。鳴いてよ~!って。
ぶ: 笑。それで鶏さん鳴いてくれるかな?
つ: うーん、、、鳴いてくれないかな?笑
ぶ: 正解は、わざとご飯あげなかったんだよ。
つ: え~!いじわる!
あっ、でもお腹がすくから鳴いちゃうのか!
ぶ: そう、鳴いちゃうだよ。お腹がすいてるからね。
それでフィレンツェは領土を拡大したんだ。
つ: そんな手があったか!だから黒の雄鶏さんは英雄になって、ラベルになったんだね。
ぶ: そう。昔々の話がラベルになっているんだよ。
黒の雄鶏マークはキャンティクラシコ協会のロゴなんだ。
つ: 面白~い。それだけワインはイタリアの人にとって大切なものなんだね!
次の話も楽しみだな~♪
ぶ: また次の20日にね。