ぶどうさんが教えるとっておきのワインの話 その①
とうとう20日がやってきました♪
第一回、ぶどうさんインタビューです!
ぱちぱち~♪
以下: ぶどうさん→ぶ つぼみ→つ
とさせて頂きます。
つ : ぶどうさん、はじめまして!
宜しくお願い致します♪
ぶ : つぼみちゃん、宜しくね。
早速だけど、つぼみちゃんはお花や植物に興味があるんだよね。昔、フランスではワイン畑のまわりにバラを植えていたんだけど、どうしてかわかるかな?
つ : え!? バラですか?
う~ん、、えーっと、、
夜中にブドウを盗みに来た人を、トゲで?やっつけるため?ですか。。
ぶ : (笑) なるほどね。
でも、残念!
ブドウよりバラの方がデリケートなんだ。だから、ブドウより先にバラに病気がつく。 早く病気を見つけられる。だから、ブドウの木の横にバラを植えたんだ。
つ : す、すごい!知恵ですね!
ぶ : 以前あるお花農家さんを訪ねた時に、ハウスの近くにワイルドストロベリーがあってね。そのワイルドストロベリーの葉を見て、『そろそろ消毒しないとなー』と言っていたんだ。同じ事だよね、凄いよね。農家さんって。
つ : 私は栽培について何も知識がないので、とても勉強になります!農家さん、凄いです!!
ぶ : つぼみちゃんはワインは飲む?赤、白、またはロゼ、何か好きなものは?
つ : じ、実は。。私、お酒が苦手で。。
あの、アルコール臭い感じがダメで。。
いつも甘いカクテルばかり飲んでいます。
ぶ : おー!そうなんだ。正直に話してくれてありがとう!では、お酒が苦手な人でも飲める、甘くて美味しいワインの話をしよう。
カビの付いたブドウから作るワインがあるんだよ。
つ : カ、カビですか!?!?
ぶ : そう、カビ! 貴腐ワインと言うよ。
通常、ワインはブドウの木1本から1ビン。
貴腐ワインはブドウの木1本からワイングラス一杯分が出来ると言われている。貴腐ワインはとても貴重なものだと言うことが出来るね。
つ : 貴腐ワインについて教えてください!
ぶ : まずはカビについて。ボトリティス・シネレア菌と言うカビが貴腐ワインを作るのに必要なんだ。
このボトリティス・シネレア菌が完熟したブドウの果皮に付き、果実の水分を除き、糖分を凝固させる。このブドウから作ったのが貴腐ワイン。
この菌は『完熟したブドウに付く』と言うことが重要でね。完熟前についても、ただブドウにカビが生えただけで腐らせてしまうんだ。
そして、貴腐ワインが有名な場所では近くに川があることが多い。
川のからの湿気がブドウに付き、カビが生えるんだ。
色々な条件が一致しないと貴腐ワインはつくることが出来ない。例えば、日本では湿気が多すぎてつくることは難しいんだ。
つ : だから、1本の木からはグラス一杯分しかつくれない、貴重なワインなんですね!
ぶ : そう、その通り。
貴腐ワイン以外にも、ブドウを木に生やしたまま、そのままの状態で凍らせ、水分を抜き作るアイスワイン、
藁の上でブドウを乾燥させ、ワインを作る方法もあるよ。フランスのジュラではヴァンド・パイユ、イタリアのトスカーナではヴィン・サントと呼ばれる。どちらも水分が飛び、まぁ、レーズンからワインを作ると想像した方が分かりやすいかな?
とても甘く、濃厚で美味しいデザートワインだ。
実際にイタリアで飲んだヴィン・サントは芳ばしく、美味しかったな♪
つ : カビを付けたり、乾燥させたブドウからワインが出来るんですね!初めて知りました!
ぶ : 海外から来るワインには酸化防止剤が入っているんだ。もし海外に行く機会があれば、是非現地のワインを楽しんで欲しい。
友人がベルギーに住んでいてね。ベルギーに遊びにいった時に、シャンパンを出してくれたんだ。何でも、ご両親がワインが大好きで、毎年車でフランスまで買いに行くそうで。美味しかったな~♪
つ : シャンパン!!おしゃれ~♪
ぶ : あ!つぼみちゃん!!シャンパンって泡が出ていたら全てがシャンパンだと思っていない?
つ : えっ?違うのですか??
ぶ : フランスのシャンパーニュ地方で作られたものだけが『シャンパン』と言われているんだ。それ以外はスパークリングワインなんだよ!間違って覚えている人が多いので、覚えておくと良いよ。
ちなみに、スパークリングワインは、イタリアではスプマンテ、ドイツではゼクト、スペインではカバと言うよ!
つ: カバ!?そ、それは知りませんでした!
ぶどうさん、今日は驚きの連続でした!!
ぶ : いやいや、もっとお伝えしたいことがあるよ。
つ : ではそれは次の20日、2/20に皆様にはお伝えしたいと思います(笑)
ぶどうさん、今日はありがとうございました♪
ぶ : つぼみちゃん、ありがとう♪